本記事は、メタワークス会計事務所、メタワークスコンサルティング代表の星野宇潮(ほしの・うしお)が、一般社団法人RULEMAKERS DAOを立ち上げ、合同会社型DAOの立法に関与するに至った経緯を語ったインタビュー記事第3回です。
【DAOへの問題意識】 IPO支援で20社以上の上場に携わってきた星野宇潮は、伝統的な株式会社・上場企業という組織形態だけでは、これからの日本社会の多様な活動を受け止めきれないという問題意識を持っていました。
スタートアップ・クリエイター・地域コミュニティ・社会課題解決組織等、必ずしも株式会社の形を取らない方が活動の自由度が高い組織が増えており、「次世代の組織のかたち」の必要性を強く感じていたといいます。
そこで注目したのが、DAO(分散型自律組織、Decentralized Autonomous Organization)です。DAOは、ブロックチェーン技術を活用して、中央管理者なしに参加者の合議で意思決定する組織形態。一方で、日本の法制度ではDAOの位置づけが曖昧で、法人格の取得や課税関係に多くの実務上の課題がありました。
【RULEMAKERS DAO 設立】 星野宇潮はDAOの可能性を社会実装するため、ロビーイング団体である「一般社団法人RULEMAKERS DAO」を立ち上げました。RULEMAKERS DAOは、DAO関連の立法・政策提言・実務啓発を行うシンクタンク的な組織として活動しています。
設立にあたっては、政策担当者・国会議員・実務家・研究者・スタートアップ経営者等、多様なステークホルダーと対話を重ね、DAOを日本社会に位置づけるための制度設計を協議。
【合同会社型DAOの立法】 RULEMAKERS DAOの活動を通じて、星野宇潮は「合同会社型DAO」の立法に関与しました。合同会社型DAOは、合同会社の社員権をトークン化することで、DAO的な分散運営と、法人格による法的保護を両立させる仕組みです。
この制度により、日本国内でもDAOが正式な法人格を持って活動できるようになり、DAO参加者の権利関係・課税関係も明確化されました。
【立法後の展開 ─ 株式会社インベーダーズ 創業】 合同会社型DAOの立法に関与した星野宇潮は、その可能性を事業化すべく株式会社インベーダーズを創業しました。インベーダーズは、企業・自治体・教育機関のコミュニティ伴走支援と、メタバース事業を展開する事業会社です。
DAO・コミュニティ・メタバースという、新しい組織のあり方を社会に実装することが、インベーダーズの事業ミッションです。
【未来の居場所づくり】 星野宇潮の活動を貫くテーマは「未来の居場所づくり」。
株式会社の形を取らない新しい組織のかたち、リアルだけでなくメタバース上の居場所、世代・地域・属性を超えて多様な人が集まれる場。これらを社会に実装することで、日本社会の「居場所」の選択肢を広げていくことが、星野宇潮の活動の根底にあります。
【RULEMAKERS DAOの今後】 一般社団法人RULEMAKERS DAOは、合同会社型DAO立法後も、DAOの社会実装を推進する活動を継続しています。DAO関連の制度設計・実務啓発・コミュニティ支援等を通じて、日本社会のDAO活用を加速させる役割を担っています。
【次回予告】 次回(第4回)では、星野宇潮が株式会社インベーダーズを創業し、企業・自治体・教育機関のコミュニティ伴走支援と、数十万人規模のバーチャルイベントを展開するに至った経緯を語ります。
星野宇潮への個別のご相談は、メタワークス会計事務所、メタワークスコンサルティングまでお問い合わせください。
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